学長室 - 日本武道学舎ブログ

日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。

丹田13

2019-01-20 16:12

前回に引き続き腸腰筋につての説明になります。あと数回で皆さんが穏当に知りたい部分に入っていく予定です。

腸腰筋が衰えるとどのようになるのでしょうか。

この筋肉の働きが悪くなると骨盤が前傾してしまいます。つまり腰が反ってしまい、本来あるべきS字の生理的歪曲以上に反ってしまい、S字がつぶれた形になっていまいます。この姿勢は私のすすめている「うんこ我慢の姿勢」とは逆の姿勢となってしまいます。

結果として、骨盤がゆがんだり、腰が丸くなったり筋肉で支えた内臓を骨盤で受けようとするため、内臓が下垂して下腹が出た状態になります。さらには太ももがあげづらくなり、わずかの段差で、つまずいて転倒するようになります。高齢者の転倒の原因のひとつが腸腰筋やハムストリングの衰えや硬直からくるものなのです。

腸腰筋の硬直

高齢者に多いのですが、腸腰筋が硬くなってしまい膝が挙がりにくくなっている。時には腰が痛いとの症状を訴える人もおります。

何故なのか。人間の体には正面と背中があります。腕にも二頭筋と三頭筋があるように太ももにもバランスをとるためにそれぞれ拮抗するための筋肉がついています。

つまり前が硬くなれば、そのバランスをとるために後ろも硬くなり、右が硬くなれば、バランスをとるために左も硬くなるのです。

ですから後ろである腰の緊張を取ったからと言って、前の緊張を取らなければすぐに元に戻ってしまうのです。腸腰筋は腰から大腿骨へ伸びる重要な筋肉ですから股関節への影響も非常に大きなものになります。

正しい骨盤の角度を保ち、丹田のつくりにも大いに関係する筋肉ですから意識したいものです。


米朝首脳会談

2月ごろに米朝首脳会談が開催されるかもしれません。恐らく話はもう決まっていて世界へむけたパフォーマンスでしかないのでしょう。年内に朝鮮の統一はあるかもしれませんね。日本では文在寅への不信任でデモが多発していることはまったく報じられてはおりませんが、北の言いなりに統一のことしか頭にない大統領だからしかたありません。私が統一朝鮮ができると初めて本で読んだのは7~8年前になるでしょうか。そのころから「北が主導で朝鮮は統一されることは間違いがない」と二名の方が書いておりました。ものすごい先見の持ち主と言わなければならないでしょう。私自身はじめは「そんなことはないだろう」と思っていましたから。朝鮮の統一を実感し始めたのは2年ほど前からです。

これからは、核保有国であり在米軍基地がなく、隣国への敵対心を煽る事でしか国民の人心を統一することができない統一朝鮮を隣国としてもたなければならない我日本はさらに米軍に頼らなけならなくなります。「分断統治」い拍車がかかるのではないかと心配です。








このページをシェア
<<前の記事へ
次の記事へ>>
コメント欄を読み込み中