学長室 - 日本武道学舎ブログ

日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。

​体幹【丹田周囲】と四肢の関係

2019-06-04 14:54

体幹【丹田周囲】と四肢の関係

 私自身、正直野球にはまったく興味がなく見たこともなかったのですが、北海道のチームであるファイターズの大谷選手が大リーグに行く前、ダルビッシュ投手とマー君(名前がわからないので失礼)のインタビューをユーチューブでたまたま見ました。その時、ダルビッシュの発言のなかに「大谷選手の投げ方を視ると、末端つまり小手先で投げている。身体の中心を作って四肢を脱力した状態で投げなければ百六十キロの球を投げても打たれてしまう。そこを改善できれば活躍できる」というものでした。

 もう一つ。イチロウ選手と元ファイターズの選手(名前がわかりませんでした)との会話で、イチロウ選手が元選手に説明している内容が「肩の力を抜かなければ本当の投球はできない、そして肩の力を抜くためには膝の力を抜かなければならない」というものでした。最後まで聞かなかったので体幹については語ったのかどうかはわかりませんが、どのようなスポーツでも同じなのだなと改めて感じました。

 今キーボードを叩いている間に思い出したことがあります。ドラマーについてです。もちろん私は音楽の「お」の字もできせんが、あるドラマーに筋肉のどの部分が一番使われているかという実験で、全身にセンサーをつけているものを見たことがあります。すると、そのドラマーの一番使われている部分は腰周囲、つまり丹田周囲だったのです。丹田周囲が一番赤くなり一番動いているはずの手足はそれほど赤くなっていないのです。恐らくユーチュウーブで探すと出てくるのではないでしょうか。

 これか一流選手の発言からも体幹あるいは丹田周囲から出てくる力でなければ本物とは言えないのです。

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