学長室 - 日本武道学舎ブログ

日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。

丹田と四肢の関係 2

2019-06-19 20:45

丹田と四肢の関係 2

私の書籍「7つの意識だけで身につく強い体幹」「4つの軸で強い武術」にも書いておりますが、全ての力は上半身においては腰から脇を通り肩甲骨・肩を通り肘・手首へといき、下半身は腰から股関節・膝から足首、足首から親指へといかなければなりません。

 この場合、先ほど述べた「剛と柔」で説明すると丹田の部分は「剛」であり、手や足にいくにしたがい鞭のような動き「柔」となるのが正解ということです。

その動きをしなければ長時間の動きには耐えられないし、良い音も出せないでしょう。

昔から言われている「足は親指、手は小指」と言われる所以もそこにあります。小指を意識してより握りを強く使うことにより、両肘は自然と正中線に寄ってきます。人差し指を優位に働かせては肘が正中線から離れてしまいます。身体から分離しやすくなってしまうのです。同じく膝も足の親指を優位に働かせることにより正中線に近づける働きがあります。小指に体重を載せるとO脚になってしまい身体の軸から外側に逃げてしまい軸を支えるのには程遠い土台ができてしまいます。

 動きだけでなく健康面からも正しい姿勢はとりたいものです。


編集後記

 世界はグローバリズムとナショナリズムの戦いが繰り広げられて最終決戦が始まっております。イランとイスラエルは「核開発」をめぐり一触即発状態、香港では200万人の大規模デモ。今まで何をされてもおとなしい羊のような日本人もようやく年金問題で国民の声が大きくなる兆しが見えてきました。これを機にあらゆることに飛び火させ好き放題に国民をバカにしてきた政権を変えるチャンスが来たようです。あまりにも遅すぎたようですが。

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