7つの意識だけで身につく強い体幹

著者: 吉田始史
出版社: BABジャパン
ジャンル: 武道・スポーツ 健康

武道で伝承される方法で、人体の可能性を最大限に引き出す!

姿勢の意識によって体幹を強くする武道で伝承される方法を紹介。姿勢の意識によって得られる体幹は、加齢で衰えない武道の達人の力を発揮します。野球、陸上、テニス、ゴルフ、水泳、空手、相撲、ダンス等すべてのスポーツに応用でき、健康な身体を維持するためにも役立ちます。

<内容紹介>

●Part 1 運動基礎理論の考え方

  1. 姿勢とは
    姿勢には、すでに力が宿っている / 正しい姿勢と悪い姿勢
  2. 運動とは
    筋肉と骨格の共演 / 関節可動域が変化すると、強度が変化する / 2種類の身体の使い方

●Part 2 一瞬で強い体幹をつくる身体のコツ

  1. 背骨-第1の軸
    背骨の操作が体幹の強化の正道 / 背骨の弯曲と抵抗力 / 背骨の弯曲と健康、安定感の関係 / 安定感の違いを実験してみよう
  2. 「仙骨の締め」-骨盤と背骨のキーストーン
    神秘の骨「仙骨」 / 仙骨の角度と骨盤の動き / 「仙骨を締める」トレーニング / 「仙骨の締め」で腹筋を鍛える
  3. 股関節──下肢と骨盤を繋ぐもの
    股関節は、人間の二足歩行の立役者 / 「仙骨の締め」でお尻の筋肉が強くなる
  4. 首-「首の後ろ固定」
    「アゴを引く」の正体とは? / 「首の後ろ固定」で首の可動域の変化する
  5. 肩関節と肩胛骨──腕を支える土台
    肩胛骨は、腕の自由度を支える / 「肩胛骨を外に開く」とは
  6. 「腰力(ようりょく)」──体幹をつくる本当の「腰の力」
    「腰力」とは何か / 「腰力」を生み出すもの

●Part 3 体幹を強化する呼吸法

  1. 呼吸の種類と呼吸筋
    呼吸に秘められた可能性 / 呼吸には体幹の筋肉が動員されている
  2. 逆腹式呼吸
    逆腹式呼吸の方法と仕組み / 逆腹式呼吸と肛門の締めと骨盤底筋群

●Part 4 体幹の力を有効に使う身体のコツ

  1. 体幹で座る
    理想の座り姿勢を赤ちゃんに学ぶ / 体幹を使った理想の座り方
  2. 体幹で立つ
    背骨の機能を使い切る / 重心の位置その1-つま先重心と踵重心
  3. 体幹で歩く
    靴の踵で、普段の身体の使い方が分かる / 長拇趾屈筋と踵で歩く
  4. 体幹で走る
    優れた長距離ランナーの体幹 / 競技の性質による使い分け
  5. 速く重い踏み込みをつくる下半身の使い方
    強い体幹が1歩目を決める / 膝関節は「船の舵」
  6. 身体の向きを変える、回転する
    つま先が重心の移動を導く / 回転でも、股関節を後ろへさげない
  7. 体幹の力を逃がさない腕の使い方
    「腕を内に絞る」と、肩関節が強くなる / 前腕を回内させる「肘の絞り」