学長室 - 日本武道学舎ブログ

日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。

丹田を作るための圧

2019-01-27 19:45

 今日ユーチューブの2作目アップロードしました。本当であれば2つぐらいだしたかったのですが久しぶりの二日酔いで、半日を無駄に過ごしてしまいました。でも今日は雪投げがなかったから少しは楽できた。

 今回のタイトルは体幹についてですが、次回は植芝盛平の構えについて私の理論から解き明かしたいと思います。


意外と高い仙骨の位置

一般には「仙骨」と言う言葉じたい馴染のない言葉で、どこにある骨なのかも良くわからない人も多くおります。それは仕方のないことですが、こシリーズである丹田に興味をもっている人でも、仙骨は本来ある位置よりも低い位置をイメージしている人が多いと思います。

実際の仙骨の位置は思いのほか高い位置にあります。解りやすく言うと「仙骨と丹田の位置は面と向かっている」と言うことです。しかし、腰反りの姿勢だと仙骨の向きは丹田に向かうのではなく恥骨、つまり性器の方に向いてしまいます。これでは丹田に意識をもっていくことや、腹圧をかけることは難しくなってしまいます。丹田を意識すると言うことは「腰腹同等の腹圧をかける」ことが重要になってきます。腹圧をかけるということは前と後ろに壁を必要とすることを意味しますが、腰反りで仙骨が下を向いてしまっていては後ろの壁を作ることはできないだけでなく、腹という壁も下に位置してしまいます。

つまりお互いの位置関係がズレテしまうのです。ズレテしまっては圧をかけることはできなくなってしまうので、結果として丹田を意識することはできなくなるのです。

ですから正しい姿勢からしか正しい丹田を意識することはできないと断言できるのです。


ユーチューブで聞きたいことや興味のあることがあればコメント欄に書いてください。身体のことだけでなく世のなかのことでも良いです。


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