学長室 - 日本武道学舎ブログ

日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。

腹圧で作る腹筋

2019-03-15 19:17

 北朝鮮とアメリカの交渉が決裂したなどと言われたおりますが、果たしてどうなのか?私は「様子見になった」お思います。むしろ北朝鮮のバックはどこなのか?という疑問の答えを探さなければならないのでは。中国なのか、ロシアなのか?私はアメリカだと思っています。核兵器もないのにアメリカに逆らうような行動をとったからという理由でイラクやリビアは潰されました。ドルの基軸通貨という立場を守るために。悪の枢軸という名をつけている割には潰そうとする言葉は発するが、コブシを振りかざすことはしない。それは日本に対する脅威がなくなるからです。北朝鮮にミサイル1発飛ばすように言えば、アメリカから武器を買わせることは簡単になる。朝鮮半島が統一すればその脅威はさらに増す。アメリカへの依頼心を強くするにはもってこいの状況だ。

 安倍首相の選挙前には笑ったものです。その前に2度も日本上空を通過いしているのに1度もJアラーとは鳴らさず、選挙前だけ鳴らすのだから「魂胆丸見え」。選挙が終わるとまた鳴らさなくなるのだから、「どれだけ国民をナメテルノ」と言いたくなる。戦時になると現政権が強くなるのは何時の時代も同じだから。

  丹田と腹筋

 全てには構えがあります。剣道には剣道の構えがあり、書道には書道の、茶道には茶道の構えがあります。楽器や狂言・能など全てのものにも構えがあると思います。その構えは「姿勢」からくるもの、あるいは「意識」からくるもの、恐らくは両方を必要とするはずです。「姿勢と意識」は重心を変えます。つまり、体のどこに重心(中心)を置くかで身体動作の全てが変わります。

重心を何処に置かなければならないのか?もちろん「肚」「丹田」です。逆にそこに置くためにはどうしなければならないのか?その結論が「姿勢と意識」なのです。

例えば相手がいる競技で考えるとき、丹田を意識した構えと一般的な腹筋を固めた構えには大きな違いがあります。腹筋を意識した場合は前傾になりがちになりますが、丹田を意識し、腹圧で腹筋を作ると姿勢を崩すことはありません。空手やボクシングなど叩かれたり蹴られたりする種目では、叩かれても良いように腹筋を鍛えます。私なども四十頃までは腹筋も5百回は当たり前で、まだまだできますが、尻の皮が剥けてしまい風呂に入る時、痛いのでしなくなりました。他にも「踊り」と名付けたもので、同じぐらいの体重の人間を腹の上に載せ水月(すいげつ)・別名みぞおちの上で踊るように両方の足の親指で刺すように踏みつけるようなこともしていました。

このようなとき腹筋と言う屈筋を鍛えるだけでは耐え難いものがあります。腹筋だけではなく腹圧を使ったものでなければならないのです。

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