学長室 - 日本武道学舎ブログ
日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。
2019-03-08 23:21
米朝首脳会談後アメリカのニュースでは「war」という言葉がマスコミを賑わせているようです。日本では相変わらずゴーンの姿に対しての言及など、どうしようもない内容のニュースばかりを垂れ流しています。ゴーンの話をするならフランス政府の係りや東京地検特捜部との関わりなど色々と話すことは山積しているはずですが、報道規制が行われているわが国では国民もゆでガエルになって死ぬ寸前に陥っているので反発心もなくなっており、「敗戦国から搾り取るだけ取って当たり前である」と公言した原爆を落とした大統領トルーマンの言った通りになっています。
話は変わりますが、「明日への構え」というタイトルでユーチューブをたちあげると書きましたが、第一回目のタイトルは「断食」と決まりました。時間ができ次第作りますので。
新しいユーチューブ、アップしました。タイトルは「踵での踏み込み」です。
疲労と姿勢
先に挙げた建築家ウィトルウィウスの絵から見て取れるように全身の運動は球体の動きのようならば理想的で、重心が中心にあることが安定の大前提となります。かの柔道三船久蔵十段も生徒に教える時にボールを目の前にし「このようにならなければならない。ボールは決して転ばない」。と指導していたようですが、これはある意味ウィトルウィウスの絵と同じことを言っているのかもしれません。当たり前のことですが重心が中心から外れるほど運動は円滑にできず疲れを招き、姿勢を崩してしまいます。そしてその継続により歪みを招き、さらには病を招くことになります。
疲れを招きやすい姿勢をとらないことが重要であり、そのために気を付ける部位が肩甲骨と股関節にあるのです。
「ふんどしを締めて・・・」ということは骨盤の開きを防ぎ内臓の下垂をおさえることにより疲労を軽減することを意味しているのです。