学長室 - 日本武道学舎ブログ

日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。

​意識するべき肩の位置

2019-07-27 12:50

意識するべき肩の位置

 一般的な肩の位置は本来ある当たり前の位置となります。しかし実際は背骨から肩がでている、あるいは肩甲骨が肩であるかのように意識し、この位置を肩として捉えて動くのがおり効果的な動きを導きます。そのようにすると右半身や左半身が全体として動きます。この時意識する場所は肩甲骨になりますが、背骨により近く、中心に近く意識を持っていくことができるようになります。つまり腕と言う一つのパーツではなく全身の半分を使うことができるようになるということです。

 そしてその半分(半身)を使い切るためには腰という支えが必要になるのです。これが腰で叩くという意味であり、レオナルド・ダビンチが描いた「ウィトルウィウス的人体図」にもあるように丹田を中心とした動きができるということです。

一般的に言う「腰で叩く」ということの意味は別の言い方をすると「全身で叩く」「体重移動で叩く」「腕のみを使うのではなく半身を使う」となります。

理解しやすいと思いますが右半身を使うにも左半身を使うにも、その動きを支えるのは腰でなければならないということであり、その腰の中心こそ丹田なのです。



編集後記

イギリスの首相がボリスジョンソンになり、アメリカのトランプがもう一人ヨーロッパに生まれたことになります。これから各国の細分化に拍車がかかっていくことに間違いはありません。これから来年にかけ大きな波乱が世界を襲い大きな変化を迎えることになるような気がします。用心しましょう。

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