学長室 - 日本武道学舎ブログ
日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。
スクワットと二・八
2019-09-20 19:42
スクワットと二・八
ヒンズースクワットは運動している人であればだれもが知っていると思います。言わずと知れた膝を曲げたり伸ばしたりする運動です。大腿部の外側の筋肉と内側の筋肉、意外と気が付いていないかもしれませんが加齢とともに衰えやすいのは内側の筋肉です。温泉や銭湯で高齢者の太腿の内側の筋肉が削げ落ちているのを見た人は多いと思います。東洋医学的には内側の筋肉は内臓と関係があり、内側の筋肉が落ちると内臓にも活力がなくなると言います。
内側の筋肉を落とさないためにはどのようにすると良いのか。ここで一つの方法を紹介します。スクワットをする時に爪先と踵にかける体重の比重を爪先二、踵八にします。すると自然に背中に多くの意識がいくことになり正面と背中の関係も二・八の関係になります。すると負荷が太腿の内側にくるのです。つまり内側の筋肉が落ちにくくなるのです。先ずは試してください。このことはYouTubeでも説明しておりますので興味のあるかたは観てください。
編集後記
急に寒さが厳しくなりました。北海道の屋根である旭岳にも雪が積もるようすがテレビでもうつしだされておりました。いよいよ雪投げが近づいてきました。若い時は稽古の一環としてできましたが、還暦を過ぎるとそのような意識を持つことができません。また実際にそのような意識で行うと、一時流行った言葉でいう「倍返し」がきてしまいます。四十代・五十代前半までは「倍返し」をされながらも色々なことに取り組みましたが、還暦に近くなると「別なことで進めば良い」お諦めることができるようになりました。また大型台風が近づいてきました北海道では殆どが温帯低気圧に変わってくれるのでありがたいことです。