学長室 - 日本武道学舎ブログ

日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。

日本は自殺大国

2020-04-11 22:15

日本の自殺者数は今年で10年連続3万人超と報告
されました。これは交通事故による死亡者数をも上
回っています。

人口10万人あたりの自殺者で表される「自殺率」は
驚くべきことに25.5。これはアメリカの2倍以上、
世界でも、旧ソ連諸国と共にトップレベルの数字で、
日本が自殺大国と言われる理由にもなっています。

高い自殺率の背景には、バブル崩壊後の日本社会が
急激な変容があります。年功序列型の終身雇用の崩
壊や成果主義から、勝ち組・負け組といった言葉で
表されるストレスの強い社会への移行もあるのでは
ないでしょうか。

旧ソ連諸国の高自殺率も共産主義が崩壊し、競争主
義の市場社会へ移行していく中で、国民が不安定な
社会から非常に大きなストレスを受けている為だと
思われます。

自ら命を絶たれた人は、このようなストレス社会で、
何らかの困難な問題に直面されていたと思います。
自殺された時点において、大部分の人は心の健康を
損なって、心の病気、特に、うつ病の状態になって
いると言われています。正気で人間が自殺できるよ

うにプログラムはされていないのです。


うつ病になると生じやすい、死にたい気持ち

うつ病は最もありふれた心の病気の1つで、一生の
うち、うつ病にかかる人は14人に1人とも言われて
います。うつ病になると、気分の落ち込みと共に以
下のような症状が出現します。

・ 今まで楽しめていたことが楽しめなくなる
・ 何をするにも億劫になる
・ 疲れやすい
・ イライラしやすい
・ 集中力が低下する
・ 自責の念が強くなる
・ 食欲、睡眠に変調が生じる

人生を楽しめなくなり、自分が価値のない存在で、
周りの人に迷惑をかけているといった考えで頭が
いっぱいになると、死ぬことが苦しみから逃れる
為の解決策に見えやすくなります。

これは決して、健全な心で生みだされる考えでは
ありません。うつ病では、脳内の神経伝達物質で
あるセロトニンの働きに異常が生じるので、自殺
願望を生み出してしまうのです。

日本は自殺率も世界一ですが、精神科のベッド数
も世界一、他にもタミフルという薬の使用も、食
品添加物・農薬・CTの数・薬の使用量など悪いも
のばかりが世界一などです。

もちろん日本には世界に誇れるものが沢山ありま
す。しかし現状では謙譲の美徳が仇をなし、いい
ように搾取され続けてきています。もうそろ目が
覚めても良いのでは?

追伸

今世界を見渡すとコロナ一色ですが、これから先

コロナで亡くなる人の数よりも経済破綻や金融破綻

で自殺者の数が上回るかもしれません。

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