学長室 - 日本武道学舎ブログ

日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。

知識の方向

2020-05-14 18:59

人類発祥の説には様々なものがあります。過去を
少しだけ振り返ってみても、シュメールやユダヤの
失われた12部族の移動や中国の夏や殷をはじめ、
宇宙人の遺伝子組み換え説まであります。
 しかし、これらは確かめようもなく情報が少ない
ため推測の域を出ません。

 ある程度、確かな情報を得ることができる近代を
振り返っても人間の価値は知識偏重へと傾いてきて
います。勿論、知識は必要ですが、人類の歴史は戦
争の歴史といっても過言ではありません。確かな知
識とはなんなのでしょうか。

 ロケットを宇宙へ飛ばすこと?人を便利にするこ
と?裕福になり好きな生き方ができること?近頃
流行っている細菌を研究し、病気を予防すること?

 確かに知識は素晴らしいものですが、とかく人間
は力を持つと知識を良い方向へとは使わないようで
す。自らの権力の保持や承認欲求を満たすことに全
力をあげ心血をそそぐのです。

 研究する人、本人は善人である場合でもそれを利
用しようとする人は結局自分の立場を第一に考える
のですからお金をだし、その研究を利用しようとし
ます。

 原子力は発電という利権や核弾頭を生み、便利な
携帯は人間の依存性と個の確率や集団的活動を損ね
てきました。人との関わりを求めつつも「個」であ
りたいという矛盾を生み出し、人々を救うための細
菌研究も人命を救うのではなく人口削減の方向へと
矛先を変えました。

 これらの原因は相手の頭を下げる角度で自分の価
値を測る。人を引き摺り下ろしてでも自分の世界に
近ずけたいという現代人の性なのでしょう。

 ですから、基本的に全ての知識の行き着くとろは
破壊でしかないのでしょう。

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