学長室 - 日本武道学舎ブログ

日本武道学舎 学長・吉田始史のブログです。
空手や合気道など武道の稽古で感じたことや、健康に関すること、 本の出版に関することやエッセイ、メールマガジン情報などを書いています。

仙骨の締めと股関節

2021-03-22 11:25

仙骨の締めと股関節   

 仙骨を締めた時と腰を反らせた時では股関節の

締まりは変化します。仙骨を締めると、先にも書

いたように腸腰筋・大・中・小の殿筋をはじめハ

ムストリング(大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋)

梨状筋・内閉鎖筋・外閉鎖筋・大腿方形筋など、

多くの筋肉が緊張します。

 

 それと同時に股関節周囲の筋肉や靭帯が絡みつ

くようになるため大腿骨が骨盤に引き寄せられ、

結果として結びつきも強くなるのです。

 極端なイメージですが次のようになります。  

股関節の不安定は腰への負担を増加させます。

つまり股関節でバランスを取る、重さを耐える

などの材料があると、それを補うため他の筋肉

が助けようとします。

 

 その助けようとする筋肉の代表が腰の筋肉な

のですが、肝心の腰の筋肉が反った状態で安定

感や筋力がなければ、背骨に負担がかかってし

まい腰を悪くしてしまうのです。  

 

 これらのことからも、腰の正常な姿勢と筋力

を作り、かつ股関節をも安定強固に導く「仙骨

の締め」は腰痛の予防と改善に効果があること

がわかっていただけたでしょう。

 

編集後記

 普段からの意識が大切です。北海道は随分雪も

溶け始め、気持ちも外向きになってきました。血液

も内から外へ集まり物事への意識も高まってきます

こんな時こそ、何かを始めてはいかがでしょうか。

年齢も達成の度合いも関係ありません。ただ向かって

いくことが大切だと思います。

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